REPORT
理科 イシガメ保全プロジェクト-ナンバリングとサンプル抽出-
2021.09.11
(株)自然回復の谷口さんに来て頂き,相楽園で誕生したニホンイシガメのナンバリングと組織片のサンプル抽出をご指導頂きました。
相楽園で生まれた個体を,外部に導入する場合,遺伝子の攪乱を防ぐために神戸市内のニホンイシガメと同じ系統であることを確かめる必要があります。
そのために,各個体をナンバリングし,DNAを調べるための組織片の採取を行います。
まずはナンバリングするためにマイクロチップを挿入します。
右後肢をつかんで,通常の注射針より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。
そして右後肢の皮膚を少しだけはさみで切除し,マイクロチップのナンバーと一緒にアルコールが入ったサンプル瓶に入れて組織を固定します。
このサンプルは東海大学生物学部で分析してもらうとのことです。