校長ブログ

英語イマ-ジョン授業①-家庭科編

2025.04.14 教科研究

4月14日

 英語イマージョン授業を導入して今年で3年目になりました。この取り組みは、英語を単なる科目として学ぶのではなく、コミュニケーション・ツールとして、実生活に結びつけながら背景知識を養うことを目的としています。英語と家庭科のイマージョン授業はオープンスクールではいつも満席になり、入学後も楽しみながら英語を学んでいます。

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 イマージョン授業の最大のメリットは、英語を「勉強する」ではなく、「使う」環境を与えることによって自然に身につけられることです。家庭科では調理や消費生活など、実践的な学びが多いため、英語での指示を聞き、理解し、実際に行動することが求められます。こうした学習環境の中で、生徒たちは「英語を話さなければならない」というプレッシャーではなく、「英語を使うのが当たり前」という感覚を身につけることは実証済です。

 例えば、「世界の料理」をテーマに各国のレシピを英語で読み解き、調理実習を行うなど、指導内容が拡がることも強みです。英語が教科書の中の言葉ではなく、自分の生活に役立つツールになっていくため、生徒たちからは、知らない単語があっても、動作を見て理解できるようになったなどの声が多く聞かれます。

 Gコースも3年目となった現在、生徒たちの中で、将来、英語を使って活躍したいという想いは一層強くなり、自然な形で英語を使う場面が増えてきました。また、学年進行とともに、プレゼンテーション活動も強化し、生徒自身が英語で調理の手順を説明したり、海外の食文化について発表したりする機会を増やしていきたいと思います。

 今後も、生徒たちが「使える英語」を身につけ、自信を持って世界に羽ばたけるよう、教育の質をさらに高めていきたいと考えています。本校のイマージョン教育は、まだ発展途上ですが、確実に成果を上げています。これからも、挑戦を続けながら、よりよい教育環境を整えてまいりますので、さらなる成果を期待していただきたく思います。