校長ブログ
指導力向上
2025.03.17
カリキュラム・マネジメント
3月17日
本校では、生徒一人ひとりが安心して学び、成長できる環境を充実させるために、教員の指導力向上に力を入れています。17日は、担任力・授業力の向上を目的とした研修を行いました。具体的には、効果的なクラス運営や生徒の主体的な学びを引き出す指導法について理解を深めました。
担任の役割は、生徒の学習支援だけでなく、生活面のサポートや保護者との連携など多岐にわたります。特に中高生は、成長過程で様々な悩みを抱えることが多く、それを適切に受け止め、導くことが求められます。今回の研修では、担任としてのあり方や、生徒との関係を深めるためのコミュニケーション技術について学びました。併せて、保護者との信頼関係の築き方などもグループ・ディスカッションし、担任としての役割をより深く理解する機会としました。
生徒の主体的な学びを引き出すためには、授業の質を高めることが不可欠。本校では、知識を一方的に伝えるのではなく、生徒が自ら思考し、判断し、表現する授業を実践しています。授業の中で生徒の意見を引き出すには、適切な問いかけが重要になります。例えば、「なぜそう考えたのか?」と問い直すことで、単なる知識の習得ではなく、論理的思考力を養うことができるわけです。アプローチには様々な方法があり、それを模索するのが教師の醍醐味。研修では、発問の仕方やフィードバックの方法についても互いに学び合いました。
ICTの活用についての研修も行いました。本校ではタブレット端末を活用した授業を推進しており、デジタル教材やオンラインツールの活用が日常です。ICT教育推進センターからは同時通訳イヤホンや教育アプリの活用方法などについての解説があり、参加した教員は積極的な意見交換を行なっていました。特に、データを活用した個別最適な学びについては関心が高く、授業改善に向けてヒントになったようです。
研修後、担任力や授業力の向上には日々の積み重ねと学び続ける姿勢が欠かせないことを改めて実感しましたという感想がありました。教員同士が互いに学び合い、実践を重ねることで、生徒にとってより良い学習環境を提供できるようになることは必達です。今後も学校全体で指導力のアップデートをはかり、教育の質向上に努めて参ります。