校長ブログ

生成AI時代の英語教育②-高校生の振り返り

2024.12.27 グローバル教育
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 前回(校長ブログ2024.12.26)の続編で本日は高校生の意見です。

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・今回AIの話を聞いて印象に残った所が2つあります。1つ目は、AIには感情がなく情報を提示するだけであるということです。2つ目は、創作ができないということです。私もAIでイラストを描いてくれるアプリを使ったことがありますが、私の作ったイラストとそっくりの同じアプリを使っているAIイラスト投稿を見たことがありました。今回の話を聞いて元ある情報で同じようなイラストを出したのだと思いました。また、AIは自分の打ち込みで大きく変化するものなのでどのように自分の考えている理想通りに分かりやすく伝えるかを模索し、若いうちからAIに慣れることが大切だと学びました。なのでこれからもAIの前提を分かった状態で上手に付き合っていきたいです。(高1)

・私はAIについて考える機会がなく、便利なもの程度にしか思っていませんでした。しかし、AIはインターネット上の情報をもとに学習するので、間違ったものもあるということが頭から抜けていました。今の私は何も考えずにインターネットに触れているという現状に危機感を覚えました。これからは自分の頭で考えるということを大切に生きていこうと思いました。(高1)

・生成AIには大きな可能性がある一方で、課題も多いことが明らかになりました。AIは過去のデータに基づいて情報を生成するため、創造性や深い理解には限界があり、人間の役割が重要だと感じました。また、AIを勉学に活用する際には、考える力を鍛えることが大切で、使いすぎに注意する必要があります。コミュニケーションツールとしては便利ですが、人間同士の対話や感情的なつながりの代替にはならないという点も印象に残りました。今後は、倫理的課題やデータのプライバシー問題の解決が進化の鍵になると感じました。(高2)

・森田先生の話が興味深いと思いました。私は、生成AIをただ文章を作れるだけのものだとしか思ってなかったけど、生成AIは社会に役に立つたくさんの機能を持ち合わせていることがわかりました。話を聞いていると、何が正しいか自問自答をインターネットにさせて、できるだけ正しいものを出すためにやることがいくつかあると言いたいことが分かってきました。AIの苦手なところと得意なところを理解して使うとインターネットはミニ先生になってくれて、あるものを調べたい時に逆転の発想でも検索することで、新たな発想を導き出せるのはこれからインターネットを使う時に知っていると便利だと思いました。さらに、AIはクリエイティブと言葉のニュアンスが苦手なのでそこを補う為に人の存在が必要で共同作業が欠かせないのは、AIに仕事が取られる心配がなくて安心しました。(高2)

AIというのは私たちが想像するよりもはるかに進歩している物でした。AIの発展に伴い、私たちの学習する意義がなくなっていると思っていましたが、AIはあくまでも私たちのサポートをするのであり、主体的に動くのは私たちであると感じました。特に翻訳の話では、AIに仕事を取られると思っていましたが、言うまでもない当たり前のことや、人間として生活する上で基礎的なことをAIが認識していないので、細かなニュアンスや表現は人間にしか表せない特有のものであり、成り代わることのできない仕事があることを知りました。(高3)

・身近にあるAIを信じすぎないようにすると同時に幅広い視野で活用できるよう学ぼうと思いました。昔からネットを使う私たちにとって恐怖心があまりないネットと使い方があまりわからずどう接すればよいのか謎なAIはまず基盤が同じものだという事を知れて親近感が湧きました。中学生の頃ネットを作る人によって知識が変わると教えられてきましたが、今回の講義を聞いて深く理解する事ができました。これから先、AIと人が共に住む世界でいかにAIを上手く活用できるか何をAIに頼んで自分で取り組むかを考える事が誰もが必要な力になるのではないかと思います。(高3)