校長ブログ
私立中高入試の変容①
2024.11.19
入試情報
11月19日
本日は、学習指導要領の改訂や入試改革の波を受けて、変化が見られる私立中高入試についてのインタビューからの抜粋です。
A:近年の社会情勢や教育改革を受けて私立中高の入試にも変化が見られるようになってきました。まずは入試問題の内容について、全体的な傾向を鳥瞰していただけますでしょうか?
校長:入試問題の内容としては、学習指導要領の改訂を反映したものが目立つようになりました。具体的に言うと、これまでの知識詰込み型の問題から思考力、判断力、表現力を問う問題が増加し、より実生活に結びつく力を評価する方向にシフトしています。これは「自主的・対話的で深い学び」、つまり、探究学習が現場に浸透している証であり、私立中高の入試もその流れに敏感に反応していることが伺えます。
A:確かにそうですね。御校もそうですが、特に、英語教育に関する変化が大きいように感じるのですが...。
校長:時代の変容なのでしょうが、グローバル人材育成を重視する学校では、英語での面接やディベート、エッセイを課す入試が増加しています。これは英語教育が単なる科目としての学習というよりはむしろ、より実践的なコミュニケーション能力の育成へと変わったことを意味していますね。
A:なるほど。デジタル化の影響にありますか?
校長:ええ。入試の内容そのものではありませんが、オンラインでの出願や試験結果のデジタル通知といった効率化が進んでいます。また、ICTを活用した面接や試験が一部で導入されています。コロナ禍でリモート教育やハイブリッド授業の重要性が浮き彫りとなったことから、今後もこういった傾向は強まるでしょうね。(続)
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