校長ブログ

山手、それとも私学?②

2024.08.15 入試情報
8月15

 前回の続きで、学習塾のM氏との対談場面からの一コマをお届けします。

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校長:グローバル化が進む中で、ダイバーシティ(多様性)を認識するだけではなく、いかなる属性も排除しないインクルージョン(包摂性)を持つことで個々の力が発揮でき、社会で活躍できる教育環境をもった学校創りが目標です。グローバル・シチズンシップ教育とも連動しています。

M:教育がいかにして世界をより平和的、包括的で安全な持続可能なものにするか、そのために必要な知識、スキル、価値、態度を育成していくかを包含する理論的枠組みですね。海外ルーツの生徒の割合はどれくらいになりますか?

校長:定員の枠内ということになりますが、現状から考えて日本人が大半であることは間違いないでしょう。

M:すでにいろいろな国の生徒さんが学んでいるとお伺いしました。また、「学校に小さな地球を創ろう!」「募集するのは地球人!」という言葉も興味深いですね。弊社は東京本社があるのですが、すでに御校に国内留学という声が上がっているくらいです。

校長:ありがとうございます。中国、韓国、フィリピン、ロシア、ブラジル、トルコなど、いろいろな国の生徒がいます。キャッチコピーはさておき、いろいろな国の生徒たちが机を並べ、英語を使って探究学習する姿を見ていると、時代の要請だと思います。今月末には三木キャンパスで「グローバル探究キャンプ」を行い、中高大の生徒が英語をコミュニケーション・ツールとして、共に学び、新企画である「校内模擬国連」の練習をするようです。よろしければ見に来ませんか。

M:ありがとうございます。是非、参加させてください。日本語がまだ十分でない生徒に対する対応も先端を行っているとお聞きしましたが...

校長:先端かどうかはわかりませんが、同時通訳イヤホンをもたせており、授業内容が瞬時にその生徒の母語に変換されるようにしていますので、学びの保証はできると考えています。

M:生徒さんの反応はいかがですか?

校長:完全に生活の一部になっていますね。理系教科などのように、用語が多い教科では活用を勧めていますが、文系教科ではなるべく控えるようにし、日本語での対話を促しています。日本語が自由に操れなかった生徒も徐々に慣れてきているようです。その一助として、留学経験の豊富な卒業生が定期的に日本語を指導してくださり、半年も経てば、かなり上手になります。

M:手厚さの凄さは聞いていましたが凄いですね。海外ルーツや帰国生、国内留学の生徒のための寮まであるとか...

校長:寮ではありません。それ以上のマンションです。中高だけでなく、関西国際大学の留学生もいます。場所はポートアイランド、三宮までポートライナーで15分、1人1部屋、食事は朝と夜がついており、カフェテリアや勉強のためのスタディールームがあります。さらに、コールセンターや管理人は24時間体制など、インスタグラムでご覧ください。

M:ありがとうございます。タイトスケジュールの校長先生ですので、今日はこのあたりにしておきます。また、お時間を頂戴したく思います。引き続き、よろしくお願いします。