校長ブログ
神戸ポートタワー
2024.07.31
トレンド情報
7月31日
神戸港のランドマークである神戸ポートタワーがリニューアルオープンしました。耐震補強を含む全面的な工事を行い、屋上のオープンエアデッキやカフェバーなどが誕生。年間の入場者数は工事前の最大8割増を見込んでいるとか...。市は観光客の回遊性向上に取り組んでおり、湾岸エリアの中心拠点と位置づける方向性です。
地上100メートル付近にある屋上オープンエアデッキからは神戸港や六甲山が見渡せます。展望フロアにはグッズショップ、光のミュージアム、神戸グルメを楽しめるカフェバーが入っています。
基本的には、年中無休、工事前は700円だった入場料は展望フロアだけなら大人1,000円、屋上デッキ込みで1,200円になっています。入場無料の地上1〜4階にはセレクトショップのビームスジャパン神戸などが入っています。
ポートタワーが開業したのは1963年11月。阪神淡路大震災に見舞われた時もライトアップで市民を励ますなど、シンボル的な存在となっていましたが、老朽化が進んでいました。市は約34億円を投入、運営はカタログ通販大手のフェリシモに委託し、民間のアイデアを生かすなど、活性化に取り組んできました。結果、年間入場者数は45万〜60万人程度となり、コロナ禍以前(約33万人)より4〜8割多い水準を見込んでいるとか...。
神戸では三宮で再開発が進み、ウォーターフロントでもポートタワーを含めて集客施設の整備が相次ぎ、2025年4月にアリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」が開業、水上レストランや大型クルーザーなどの船舶を係留するマリーナの整備も予定しているようです。
市は観光地としての魅力を高めるために、都心部とウォーターフロント間などの回遊性を向上させようとしていますが、アクセスに課題が残っています。実際、観光客向けバスが約20分ごとに巡回するにとどまっており、市や外郭団体はバスの増便を目指すだけでなく、次世代型路面電車やバス高速輸送システムの導入を検討しているようです。今、神戸が熱いのです。