校長ブログ

山手サマライズ・タイム

2024.04.24 学校生活
4月24

 今年から一定の文章を読んで、内容を要約する「山手サマライズ・タイム」という取り組みが始まっています。
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 やり方は朝のホームルームと授業の中で行う2通りがあります。共通しているのは音読してから要約するということ。前者は2日に分け、1日前は音読の時間、2日目は要約の時間というモジュール型。後者は英語・国語・社会の授業の中で1回完結型です。音読は、教員が行い、それに生徒が続くというものであり、到達度によっては本文を見ずにリピートするなど、工夫してよいことになっています。

 音読につづき、生徒は200字程度でロイロノートに要約を書き、生成AIを使って誤字・脱字等を修正した上で、提出するという流れです。ここからが先生方の腕の見せ所であり、具体説明や因果関係など、文章の論理構造の指導を直接、指導していただく手順となっています。

 学習指導要領では、「思考・判断・表現」する力が求められていますが、表現する力に対応する指導が一番、時間がかかります。このような取り組みが論理的思考力につながり、さらに、課題発見・解決力に発展することは言うまでもないことです。