校長ブログ
スポーツクライミング部創部
2023.12.27
クラブ・生徒・教職員紹介
12月27日
広報部、データサイエンス部(eスポーツ併設)、卓球部に続き、来年からスポーツクライミングを創部します。
スポーツクライミングは、垂直にそり立つ壁をカラフルなホールドを使って道具を持たずに自分の体だけで登るという競技。
もう少し細かく見ると、高さ15m、95度に前傾した壁を2人の選手が隣り合わせで登り、速さを競う「スピード」、高さ約3〜5mの壁に複数のコースを組み、時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダリング」、時間内に高さ12m以上の壁に設けられたルートを6分以内にどの地点まで登れるかを競う「リード」があります。オリンピック選手はこの3種目を競い、合計点で順位が決まっていきます。
種目によって安全確保のためにロープなどの器具は装着しますが、登る際に道具を使用することはありません。素手とクライミングシューズだけなので、身体能力とテクニック、それ以上に的確な判断力が求められます。
スピードの世界記録は、男子で5秒48、女子で7秒10という驚異的な速さだそうです。ボルダリングでは、コースによっては、指先しかかからない小さなものから両手でも抱えきれないようなホールドが設置されており、まさに、体と頭を使いながら登ることになります。
リードでは、ロープを引っ掛けるクイックドローという器具に掛けながら登ります。途中で落ちた場合はそこが記録となり、再度、挑戦できません。競技前の選手は隔離されており、競技直前に課題やルートの確認をする「オブザベーション」が可能で、その際に選手同士で相談することができます。