校長ブログ
動物園選び
2023.12.06
トレンド情報
12月6日
動物園が賑わいを見せているようです。全国の動物園の飼育園数の多さではネズミの仲間で大きな頭のカピバラが多く、希少な動物を見たければ、動物園選びが必要です。
「日本動物園水族館協会」のデータベースにおける分類別では、ネコ目の飼育数が全体の25.9%で最多。その中にはライオン、トラ、レッサーパンダなどが含まれています。続いて、ヤギやヒツジなどのウシ目が19.8%。これらは丈夫で、病気にかかりにくいため飼育に適するとのこと。種別ではカピバラが最多。旭山動物園によれば、繁殖が容易で維持しやすい点が多くの園で飼育されるのではないかとのこと。その他、シセンレッサーパンダやワオキツネザルも人気だそうです。
上野動物園には希少種が揃っています。データベースによると、他の園にはいない動物は5種類以上。日本には国立動物園がなく、海外から贈られる珍しい動物は同園が引き受けてきた歴史があるようです。また、種類の多さでも飛び抜けており、データベースには107種が登録、鳥類などを含めると約300種となっています。
飼育状況にも地域差もあります。例えば、寒さに弱く、体温調整が苦手なハイラックス(イワダヌキ)は、緯度の低い地域で飼われる傾向があるとか。入場料に関しては、レジャー施設の中で動物園が安く、全国平均が1,354円(帝国データバンク)。昨年、値上がりしたとはいうものの、テーマパーク(2,318円)や水族館(1,958円)を下回っており、市民サービスとして低価格を維持しています。また、大人の入園が無料の施設もあります。データから眺めると、レジャー施設としての動物園の魅力が一層高まるのではないでしょうか?