校長ブログ
中国との文化交流①
2023.11.17
グローバル教育
11月17日
グローバル教育は、学院の教育実践における大きな柱となっています。16日、中国深圳市にあるオックススタンド高校とオンラインによる交流を行いました。同校は生徒数が約1,000名であり、そのうち約250名が日本語を学んでいます。日本語を教える先生は経験豊富な日本の方です。とてもよい雰囲気の中で、意見交換することができました。
深圳市は北京市、上海市、広州市と共に、中国の4大都市と称され、経済特区に指定されています。世界都市であり、金融センターとしても重要な機能を果たしています。人口約7,800万人の珠江デルタでは経済・金融・技術の中心となっています。アメリカのシンクタンクが発表した総合的な世界都市ランキング(2020)によると、世界75位の都市と評され、中国本土では北京市、上海市、広州市に次ぐ4位となっています。
生徒諸君には、いろいろな国の生徒たちとの交流を通して、異なる習慣や価値観に触れ、多文化理解に努めていただきたく思います。日本語でのコミュニケーションスキルをブラッシュ・アップしようと努力している海外の高校生の姿勢から学ぶべきものは多いはずです。様々な言語や文化背景を持つ同世代とコミュニケーションを図り、互いの理解を深めることは共に学び、友情を育む絶好の機会。将来の国際的な協力に役立つことは間違いありません。
世界観を拡大することは新しい視点につながります。その意味で、多文化理解は新しい環境での適応力、問題解決能力の基盤を作り、自己肯定感や成長に役立ちます。今回の交流の目的は、多様性を実感していただくだけでなく、世界の国際問題に関心をもち、グローバル・シティズンシップの背景知識強化に資するものにすることです。海外の高校生とともに、世界の平和と持続可能な社会づくりに貢献する未来の市民としての役割を議論し、グローバル社会で活躍したいというマインドを醸成することを期待しています。