校長ブログ

リフレクションアワー

2023.11.09 カリキュラム・マネジメント
11月9日

 8日、リフレクションアワーで、生徒たちは中間考査の振り返りを行いました。

DSC09820.JPG  DSC09813.JPG

M1年1組 M1-1 Home Room_山田 茉麗奈_オープンスクール.jpg

 振り返りのポイントとなるのが、タイム・マネジメント・シートに基づくPDCAサイクル。よくPPlan)とDDo)はできても、CCheck)とAAction)が苦手という話を耳にします。

 Pは文字通り計画を立てることですが、何事もしっかりとした計画がなければ事はうまく進みません。その意味で、ゴールを明確にして、どのようにしてそこまでたどり着くのかイメージし、シュミレーションすることが第一歩となります。

 Dは実行することですが、自分が立てた計画をやり遂げるという強い意志がなければ「絵に描いた餅」になってしまいます。「ゆっくり、着実に」(slow and steady)の気持ちで取り組んでほしいものです。

 Cはチェック、つまり、振り返り、検証すること。計画通りに実行していくと必ず問題点が見えてきます。本校では振り返りの時間を大切にしており、それがリフレクションアワーなのです。計画通りにしっかりと実行しても、うまくいかないことは誰にでもよくあること。振り返る場面では、特定の科目に力を入れすぎて他の教科まで手が回らなかったのか、一生懸命やったにもかかわらず、積み残しが多すぎて、計画自体に無理があったのかなど、原因と結果(因果関係)をしっかりと見極めることがポイントになります。検証なくして成功はあり得ません。問題点をはっきりさせることは、再現性のある成功モデルを作ることに等しく、それがスモール・ステップへとつながるのです。

 A、すなわち、アクションとは、修正し、再び実行することと言い換えられます。課題があれば、自己調整して実行可能な内容に修正、再スタートする習慣を身につけることが大切です。

 PDCAサイクルを通じて体内時計を作り、地道な努力を重ねることがやがて大輪の花を咲かせるのです。