校長ブログ
リフレクションアワー
2023.11.09
カリキュラム・マネジメント
11月9日
8日、リフレクションアワーで、生徒たちは中間考査の振り返りを行いました。
振り返りのポイントとなるのが、タイム・マネジメント・シートに基づくPDCAサイクル。よくP(Plan)とD(Do)はできても、C(Check)とA(Action)が苦手という話を耳にします。
Pは文字通り計画を立てることですが、何事もしっかりとした計画がなければ事はうまく進みません。その意味で、ゴールを明確にして、どのようにしてそこまでたどり着くのかイメージし、シュミレーションすることが第一歩となります。
Dは実行することですが、自分が立てた計画をやり遂げるという強い意志がなければ「絵に描いた餅」になってしまいます。「ゆっくり、着実に」(slow and steady)の気持ちで取り組んでほしいものです。
Cはチェック、つまり、振り返り、検証すること。計画通りに実行していくと必ず問題点が見えてきます。本校では振り返りの時間を大切にしており、それがリフレクションアワーなのです。計画通りにしっかりと実行しても、うまくいかないことは誰にでもよくあること。振り返る場面では、特定の科目に力を入れすぎて他の教科まで手が回らなかったのか、一生懸命やったにもかかわらず、積み残しが多すぎて、計画自体に無理があったのかなど、原因と結果(因果関係)をしっかりと見極めることがポイントになります。検証なくして成功はあり得ません。問題点をはっきりさせることは、再現性のある成功モデルを作ることに等しく、それがスモール・ステップへとつながるのです。
A、すなわち、アクションとは、修正し、再び実行することと言い換えられます。課題があれば、自己調整して実行可能な内容に修正、再スタートする習慣を身につけることが大切です。
PDCAサイクルを通じて体内時計を作り、地道な努力を重ねることがやがて大輪の花を咲かせるのです。