校長ブログ

定期考査分析会

2023.07.19 カリキュラム・マネジメント
7月19

 18日、1学期期末考査の定期考査分析会を行いました。

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 本校では生徒一人ひとりがタイム・マネジメント・シートを作成し、考査から"逆算"したPDCAサイクルを回しています。そして、考査を受けた後、リフレクションアワーを通じて、振り返りを行います。定期考査分析会では、教科担当者がディスカッションし、課題を共有、対策を講じます。併せて、保護者に情報を提供しつつ、面談週間では担任コーチングによって「気づき」を促し、次の段階に進める指導体制を構築しております。年々、定着度が増し、一定の評価となっています。

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 本校の初代校長である杉野先生は、建学の精神の一つである「自学自習」について、「学校は教校(教えるところ)ではない。学ぶ所である。自力的に学習していく場所である。いかにして教えるかの問題は解決されても、いかにして学ぶかの問題は解決されていない。この意味において自分は自学自習の態度の建設に留意すべきである」とおっしゃっています。

 確かに、学校は生徒に物事を教え込むだけの場所ではありません。教師の影響を受ける生徒はごく少数。学校は生徒自らが育っていくところですから教師はそのお手伝いをする存在でなければなりません。生徒にはさらなる成長に向けて、常々、変わりたいと思わなければ変われないと言っています。物事の本質を見極められる背景知識と論理的思考力を強化するためには、タイム・マネジメントの中で自己調整して、個別最適な学びに習熟すること、そして、協働的な学びを通じて、課題を発見し、解決できる力をつけることがすべて。このスピリッツは、創立して99年経った今も変わらないことなのです。