校長ブログ
起業マインド
2023.06.21
教科研究
6月21日
最近、関西でも中高生が起業マインドを高める取り組みが広がっているそうです。具体的には、起業した先輩の話を聴くだけでなく、企画書作成から資金調達といった会社設立の流れを模擬体験するなど、産官学が連携した実践が形になっています。根底にあるのはチャレンジ精神を培うこともさることながら、若者の流出を抑え、地域の活性化につなげようという方向性。そこで、自分のアイデアで起業することを進路の選択肢に入れてもらうべく、会社設立までの手続きなどを体験できるイベントを開催しています。
高校生を対象に、日本公庫が主催する『高校生ビジネスプラン・グランプリ』への出場校の割合トップは関西では奈良県の16%強。続いて、起業家教育に熱心な兵庫県と京都府が続き、出場率は10%を超え、全国平均を上回ったとのこと。
奈良県は県外での就業率が高く、全国3位の27.3%(2020)です。若者の県外流出への危機感は強く、大学に進学するにせよ、就職するにせよ、高校時代から起業に目を向けてほしいという思いから『スタートアップベースin 奈良』という起業体験プログラムを開催、参加者全員がアイデアを発表し、学校を超えたチームを結成、メンターの指導で企画書を作成させる取り組みを行なっています。
兵庫県も『ひょうごスタートアップアカデミー』をスタートさせています。すでに県内の中学・高校で米国発の教育プログラム『BizWorld(ビズワールド)』を試験的に導入。公立での導入は国内初であり、約300名が受講、事業立ち上げや資金調達などを模擬体験しています。また、大阪府と連携して『スタートアップチャレンジ甲子園』というピッチコンテストを開催しています。
京都市は中高生を対象とした起業家育成プログラムを初めて開催しました。民間企業や銀行なども積極的に起業ノウハウの学習支援に関わっています。投資会社の栖峰投資ワークスは、現役の起業家や投資家などの講義に加え、起業相談や仲間づくりができる場として、高校生や大学生を対象に『共闘スタートアップコミュニティ』を立ち上げています。
本校でも探究学習の中で、同じような取り組みを行っています。
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