校長ブログ
先生方の研究
2023.05.13
クラブ・生徒・教職員紹介
5月13日
今年から情報科主任になられたT先生が昨年1年間、日本私学教育研究所の委託研究員として、「3D物作りコンテンツの制作と情報発信による理系女子増加の可能性」をテーマにした研究にチャレンジしてくれました。コンセプトは理系女子の増加。顧問をされているデータサイエンス部の生徒たちが広報部とコラボして動画コンテンツ制作に取り組みました。生徒個々が長所を活かし、輝ける場所を発見できたことが最大の成果とのこと。喜ばしいことです。ちなみに、Instagramの再生アカウント数は959,878(5/13現在)を記録しています。今回は先生との対話からの一コマをお届けします。
校長:なぜ、その研究をしたいと思ったのですか?
T:SNSを通じて本校の魅力を多くの方々に伝えたいと考え、この研究をしようと思いました。特に、多くの受験生や保護者に視聴していただけるような作品を、データサイエンス部と広報部が協力して制作することで、生徒にしか表現できない作品を作り上げ、さらに創造力を広げたかったからです。
校長:なるほど。その研究で生徒は何ができるようになったと思いますか?
T: SNSにおける学校アカウントの分析ができるようになりました。その分析をもとに、学校の魅力を多面的に伝えることができる能力が身についたように思います。また、学校教育と"きらきら感"を組み合わせたブランディング能力も身についたと思います。
校長:"きらきら感"、面白い言い方ですね。研究を進めていく過程で、生徒にどのようなつまづきがあり、それをどのように克服したのですか?
T:生徒たちは映像を撮影することはすぐにできました。しかし、学校の魅力を伝えるために必要な手段や工夫を自ら見い出す事がなかなかできませんでした。転機になったのは卒業生のお店を訪ねる企画「つなぐヤマテ」です。社会で活躍されている先輩方のお店をSNSを通じて紹介する企画です。主体的に考える機会をいただいたことで、具体的な手法や工夫について試行錯誤し、動画イメージを構成していくことができるようになりました。
校長:貴重な経験ですね。先生ご自身、どのような気づきがありましたか?
T:学校行事や新しい学校教育について、生徒と一緒に動画を制作をすることで、新たな学校の魅力を発見することができました。また、本校の生徒・保護者・職員・卒業生の方々の山手愛が、素敵な動画制作につながったと気づけたことです。
校長:よかったですね。様々な取り組みの中、先生ご自身は今後、どのように学校に貢献したいと思っていますか?
T:理数系進学を目指す生徒が活躍できるフィールドをたくさん作り、生徒の長所を一緒に伸ばしたいです。また、学校の魅力や学校改革の発信をサポートし、広報支援のお手伝いになればと思います。
校長:ありがとうございます。期待しています。頑張ってください。
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