校長ブログ
玩具消費の対象
2023.02.16
トレンド情報
2月16日
国内の玩具の売れ行きが過去最高に達したそうです。買うのは子供ではなく、大人というから驚きです。近年、子供向けの人気商品が伸び悩む中、大人が買うトレカ(トレーディングカード)やパズルの売れ行きが好調とのこと。ユーチューブでトレカブームが再燃し、玩具消費の購入層が変容しつつあるのです。
トレカはカードのキャラクターを対戦させたり、コレクションしたりする玩具のことでアニメのカードやスポーツ選手が人気を集めました。1990年代のことです。民間の調査(GfKジャパン)によると、子供の頃にトレカに慣れ親しんだ大人の世代が戻る現象が続いている模様。グーグル(米)が単語の検索頻度を指数化した「グーグルトレンド」で「ポケモン」や「遊☆戯☆王」のトレカへの2020年以降の注目度をインターネット検索しても急上昇しています。
日本玩具協会によると、コロナ禍における在宅勤務の影響で趣味や娯楽に充てる時間が増え、玩具に対する魅力が再発見、国内の販売が好転し、過去最高を更新する見込みとのこと。世代が若くなるほど、大人になってから玩具で遊ぶことに抵抗がないという指摘もあります。ちなみに、玩具を自分用に購入した経験があると答えた人は20代で50%以上、30代で60%以上となっています。(月間トイジャーナル)
例えば、女性に人気のカプセル玩具は駅ナカ等に設置され、客の大半は大人、売り上げを伸ばしています。また、インスタグラムで商品を披露する人が多くなっています。市場動向からはジェンダーレス化という側面も垣間見れます。従来の男児向け、女児向けといったものは売り上げが振るわない一方、ジェンダーレスの知育は好調だとか。小学生にも男女問わずにファン層を広げられるキャラクターが人気です。少子化が訪れ、年齢や性別を超えた商品に人気が集中しているのは時代の流れ。職種を超えても参考にするべき点があります。