校長ブログ
中学入試、大学入試
2023.01.17
入試情報
1月17日
16日、中学入試は後期日程を行いました。
後期日程も午前入試と午後入試を実施しました。次回21日は「ファイナル」で午前中のみ、教科は算数1科(50分)、もしくは「グローバル選抜探究コース」は英語1科(50分)の受験となります。
高3で「大学入学共通テスト」を受験した在校生は、自己採点を行いました。校内では20日の出願検討会を経て、各大学の前中後期の受験先を最終決定し、個別試験にチャレンジしていきます。同時に、私立大学の受験も実施されますので、受験生にとってはここからが正念場。これまで努力してきた自分を信じ、最後まで粘り抜いてほしいと思います。
戦後、"受験戦争"が多くの弊害をもたらしたのは周知の通りですが、今や、入試が多様化するのと同時に18歳人口も減少の一途を辿り、大学全入時代が到来しています。大学への現役進学率が向上するのと相まって、収容率が上昇し、その分、門戸が広がりました。18歳人口は1992年の205万人をピークに減少し続け、近いうちに100万人を下回ると想定されています。
歴史的には、ゆとり教育路線の下、週5日制が導入され、授業時間数の削減と指導内容の厳選を柱とする学習指導要領の改定が進められました。しかし、学力低下が問題視され、「学びのすすめ」(文部科学省)に見られるように、学力向上に向けての施策が矢継ぎ早に出されたのは周知の通り。そして今回の新学習指導要領へとつながっていくのです。
目下、学力試験をしない大学は5割に達していると言われます。入試の科目数も減り、大学の役割も入学後に一から育てるという視点に立たなければならなくなってきています。中高でも同様であり、一から育てる視点を基盤にした教育実践を展開していくことが重要と考えています。