校長ブログ
食育②
2022.11.18
学校生活
11月18日
14日から18日にかけて、秋の食育メニューを「九州フェア」と題して、九州地方の多くの食材や様々な調理法で作られた料理をスカイルームで味わうことができるようになっています。
豚骨を強火で沸騰させるため、骨のコラーゲンなどが溶け出し、白く濁ったスープとなっている乳白色のスープと極細麺の福岡の「とんこつラーメン」、16世紀に長崎と交流があったポルトガルから由来、カスティーリャ王国(今のスペインにあった当時の王国)のお菓子で、カステラのルーツと言われる「長崎文明堂カステラ」、門司港の名物料理として、昭和30年頃、喫茶店のメニューにあったものが始まりと言われる長崎の「焼カレー」、元々、下駄の歯という意味で、恰好が似ているところからその名がついたとされる鹿児島の黒糖菓子「げたんは」、1500年代の戦国時代に来日したポルトガル人やその文化を表す宮崎の「チキン南蛮」、食物繊維が豊富で、日本人に不足すると言われる栄養素であるごぼうを入れ、うどん発症の地と言われる福岡の「ごぼう天うどん」、沖縄に由来し、チキアーギと呼ばれる魚のすり身が江戸時代に薩摩に伝わり、「薩摩藩のつけ揚げ」から現在の「さつま揚げ」になったものと大根の煮物を鹿児島風に調理していただきました。スカイルームのスタッフの方々にはこの場を借りて厚く御礼申し上げたく思います。
食育を通して、食べ物を大切にする感謝の心、好き嫌いなく栄養バランスよく食べること、食事のマナー、食事の重要性や心身の健康、安全や品質など食品を選択する力、地域の産物や歴史など食文化の理解などを養っていただきたく思います。