校長ブログ

探究学習に向けてーデータサイエンス

2022.11.11 教科研究
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 産官学協働による探究学習の一環として、高1、高2「選抜コース」の生徒がメットライフ生命によるSTEAM教育にチャレンジしました。高1は2日、高2は9日に実施しました。データサイエンス系の分野であるため、数学では統計、情報ではExcelを学習していることが条件になります。

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 メットライフ生命は、本社が米国ニューヨーク市にある、設立150年以上の世界有数の生命保険グループ会社です。2005年より神戸サイトを開設しており、神戸市とは今年6月に包括連携協定を結んでいます。また、サステナビリティを経営の方針として位置づけ、人材育成など、地域社会に貢献する活動をされています。

 高1・2共に探究の時間を2時間使いました。最初の時間は、同社のシニアデータサイエンティストの田村光平先生が「データサイエンス体験講座-PPDACを用いた問題解決-」と題して、データサイエンスに関する授業を展開されました。

 続いて、「オープンデータを使って PPDACに沿った課題探究を体験しよう」と銘打ち、兵庫県の交通死亡事故を減らすにはそうすればよいかをテーマに、統計情報のオープンデータを活用して、他府県との比較、件数予測などの分析を行いました。そして、日常の疑問や課題発表のあり方や客観的なデータに基づく仮説の伝え方についてまとめられました。生徒諸君は日常の出来事の中に探究できる様子がたくさんあることを再認識するだけでなく、エビデンス・ベースの思考力、判断力、表現力の重要性を確認する絶好の機会をいただきました。