校長ブログ

定期考査分析会

2022.07.20 カリキュラム・マネジメント
7月20日

 19日、1学期期末考査の定期考査分析会を実施しました。教員一人ひとりが振り返りを行い、生徒個々の到達度を上げるために改善点を抽出、PDCAサイクルの中で生徒ー教員ー保護者で共有して参ります。

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 高3生を対象とした「21世紀出生児縦断調査」の第18回調査(文科省)を見ると、休日の勉強時間は「3時間以上勉強する」と「しない」が共に3割以上でいずれも過去最多となり、二極化の傾向が見られるとのこと。悩みや不安については、「進路に関すること」が男女ともトップです。将来の進路については、「大学卒業後に働く」と回答した割合が男女共に半分を超えています。就きたい職業が決まっている人の割合は男子約6割、女子約7割となっています。自己調整学習の大切さを教えてくれる事例です。

[参考]「国語に関する世論調査」(文化庁)の結果を見ると、国語が「乱れていると思う」は約7割でした。しかし、「乱れていないと思う」は約3割。言葉は世相を反映し、時代によって変わり、人と共に生きているのです。

 年代によって違いも生じています。10代は「乱れていない」と感じている者が「乱れている」を上回り、4060代は「乱れている」と感じている者がそれぞれ7割以上を占めています。文化庁は、SNS等の普及で多様な表現に触れる機会を得ている分、子供たちは新しい使い方に寛容になっており、「気にはなるが、乱れとまではとらえていない」と分析しています。

 一方、「乱れている」と答えた人は、ネット時代を反映してか敬語の使い方や若者言葉を気にかけています。年代別に見ると、10代の子供たちは8割以上が、若者言葉が国語としては乱れていると自覚しているものの、状況に応じて使い分けているようです。過去の調査では大きな変化は見られませんが、SNSが発達し、絵文字など、情報発信手段が多様になったのがこの10年の特性とも言える現象です。

 日本財団の調査(1719歳の約1,000人)によると、新型コロナの影響で、約3割の読書量が増加しています。読書が「好き」と答えたのは約6割であり、「嫌い」は約1割。1カ月間に読む本の冊数は「12冊」が最も多く、続いて「全く読まない」の順。本校でも全校体制での朝読、ビブリオバトル等、様々な取り組みを展開してくれています。