校長ブログ
高校球技大会
2022.07.16
学校生活
7月16日
15日、高校は球技大会を行いました。生徒たちの楽しそうな笑顔が印象的でした。
「新型コロナウイルスによって変化した子どもの生活実態」(近視予防フォーラム、対象:保護者1,000名)によると、小中学生の時間の使い方として、「自宅で過ごす」86.3%が最も多く、続いて「PCやスマートフォンを見る」72.9%、「動画を見る」67.2%、「ゲーム」61.2%、「テレビ」49.8% となっています。一方、時間が減ったのは「屋外で遊ぶ時間」の67.1%が最も高くなっています。
外で遊ぶ時間が短くなったと理由として、約7割が「新型コロナウイルス感染防止で外に出ていないため」と回答。また、"新しい生活様式"で心配なこととして「運動不足」79.6%、「体力低下」76.4%、「視力低下」「学力低下」共に70.6%、「生活リズムの乱れ」64.8%、「太陽に当たる時間が短くなる」61.9%を挙げています。仙田満氏(環境デザイン研究所会長)は、「運動不足による体力低下や肥満の問題に加え、自由に遊べないことによる精神的なストレスなど、子どもの心身ともにさまざまな影響を与えることが懸念されます。子どもにはなるべく制約をかけず、自由に遊んでもらうこと...コミュニティ形成や友情を育む力を伸ばす非常に大切なことになります」と述べられています。
坪田一男氏(慶應義塾大学教授)は、太陽光に含まれるバイオレットライトが近視の予防、進行抑制に働くことが解明されていると言及しつつ、「外光の入る明るい室内でも、実はバイオレットライトを浴びることができませんので、窓を開けたり、ベランダに出ることは重要です。感染を恐れて、外出を避ける傾向にありますが、子どもの近視予防、健康を考えると、散歩をしたり、公園で遊んだりする時間は、非常に大切です」と言われています。
コロナ・ショックの影響によって、日常生活では様々な制約や不安がありますが、現状を改善するためには各自ができることから実行することしかありません。それが自信につながり、引いてはさらなる困難に直面してもすぐに行動を起こせるようになるはずです。基本姿勢として、小さなことでもよいから一歩踏み出すこと。「コロナの時は受験で大変だったけど、あれだけ頑張れたんだから、このくらいは大丈夫」と言えるように、スモール・ステップを積み重ねことでピンチをチャンスに変えていける人間力を養ってほしいと思います。