校長ブログ

神戸の発展②

2021.12.30 トレンド情報
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 コロナ禍で影響が出ていた神戸の都心再開発計画が再開しています。2029年に開業するというJR西日本が三ノ宮駅に直結する新しい駅ビルは高さ約160メートル、大阪駅などを上回る規模になるそうです。  

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 三宮周辺ではJR駅ビルだけでなく、西日本最大級のバスターミナルが入る高層ビルや市役所の一部を建て替える工事が始まります。ゆとりある都市空間づくりに向けて、駅前の10車線の道路を段階的に縮小して広場を整備するとのこと。港町を象徴するウォーターフロントでも再開発は進んでおり、都市型水族館や1万人が収容できるという大型アリーナが完成する予定だとか。市は三宮地区と湾岸エリアを結ぶ動線上の公園や歩道も再整備し、街の分断を解消して回遊性を高めることを構想しています。

 大阪・関西万博を見据え、来場客を神戸・兵庫にも呼び寄せることをねらいとして、大阪市の湾岸と神戸港を結ぶ海上交通の実証実験が始まっています。また、コロナ禍でもアウトドア人気で関心を集めている淡路島の自然豊かな環境を利用して、商業施設や飲食店、宿泊施設の整備計画も進行中。国際会議場など同エリアの開発も進められており、今後、宿泊や商業機能をもつ集客施設を誘致し、宿泊滞在型の観光地づくりが後押しされていく見込みです。

 コロナ禍以前はインバウンド需要の波に乗り遅れるなど、観光地としての地位が相対的に低下していたことは事実です。さらに、震災による負債が財政にのしかかり、近年の激しい気候変動で防災への投資などさらなる出費も迫られています。Afterコロナ時代を考えれば、インバウンドの回復も期待され、神戸は名実ともに国際滞在型都市、神戸医療産業都市としてアジアの主要都市として君臨していくのではないでしょうか。