校長ブログ
体育科の取り組み
2021.07.14
カリキュラム・マネジメント
7月14日
体育科の重点目標として、体育は、生涯にわたって運動に親しむためのスキルと実践力を身につけるのと同時に、運動の必要性を理解し、自ら運動に親しむ力を身につけることをねらいとしています。保健は、健康な生活を送るための知識と実践力を身につけることが焦点化されています。
現状課題として、体育は苦手意識のある生徒の生涯運動・スポーツに親しもうとする意識を啓蒙するために、iPadを活用して自身の動きをフィードバックしたり、運動やスポーツには、多様な関わり方があることを理解し、個々の目標を提示、達成の喜びを実感させるなどの取り組みを行っていくとのこと。保健は、健康に関する情報を取捨選択するできる力を身につくように、科学的な学習を取り入れるなど、工夫されています。
具体的に言えば、体育では、Inshot(動作分析アプリ)を用いて、個人及び集団における課題を発見、フィードバックし、課題解決を通じて達成感を味わわせる。保健では、iPadの活用により、健康に関する課題を見つけ、収集した情報をもとに考察し、発表する。応急手当に関しては、実技もおこない実践できるようにするなど、探究学習にも連動する取り組みを計画されています。
到達目標として、体育は、「運動の好き嫌いに関わらず、運動やスポーツを行う充実感や達成感を味わわせることができる」「運動に親しむ実践力、考察力が養われ、何事にも探究心を持って取り組ませることができる」「個人及び集団の課題を広い視点から捉え、解決へ導く資質や能力を養うことができる」、保健は、「健康・安全に生活するための知識や目的に応じて、解決する力を身につけさせることができる」が設定されています。
学校教育では「知・徳・体」のバランスのよい教育実践が基本。生徒諸君には、体育を通じて、運動やスポーツへの関心を高め、「する、みる、支える」などの多様なスポーツとの関わり方を楽しめるようになってほしいと思います。同時に、現代的な健康課題の解決に役立つ学習、健康情報を分析し活用する学習、危険の回避や事故の防止につながる学習等の展開を期待しています。