校長ブログ

アドバンスト講習

2021.06.23 カリキュラム・マネジメント
6月23

 本校では、以前から希望者を対象に、予備校の講師を招いて放課後の課外授業を行っております。今年は英語と国語の2科目を開講。「学びの選択」の一環です。

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 指導方針として、平常授業は基礎・基本、課外活動の講座は大学受験対策という位置づけをしています。(本校では、基礎・基本=教科書レベル)ポイントは、学校の先生がいかに外部講師とスクラムを組んで生徒を育てていけるか、そのためにはいかにコミュニケーションがとれるかにかかっています。進路指導部を中心に、教科、担任、学年が連携しながら、生徒個々の夢実現に向けて努力していただいております。

 "受験のプロ"である学習塾・予備校講師が配慮されていることが週1回という限られた時間の中で、いかに効率よく"合格力"を提供できるか。大切にされていることが、学校教員が平常授業で指導されている内容とリンクしたもの、たとえそれが基礎的なことであっても応用的なことであってもインプットに留まらずアウトプットできる"きっかけづくり"をお手伝いするということだそうです。教科横断的な読解問題や正解が1つでない英作文等、協働していける場面はたくさんありそうです。

 教員の多忙化やニーズの多様性に伴い、今後、益々、学校と学習塾・予備校をはじめとする教育関連企業との連携は進むと思われます。学習塾・予備校と学校のいわゆる"校塾連携"や"産学連携"は今に始まったことではなく、立ち位置を明確にし、PDCAサイクルを回していけば相乗効果が期待できます。模試の解説や弱点単元の補充、授業力アップを目的とした相互授業参観と勉強会、公開授業、入試分析会、進学資料作成協力などのコラボレーションも実現させてほしいものです。