校長ブログ
本校の図書館①
2021.05.10
クラブ・生徒・教職員紹介
5月10日
本校の図書館には7万冊以上の書籍があります。具体的な教育実践においても国語科が主体的に朝読やビブリオバトル等、様々な取り組みを行っています。今回は司書のH先生と卒業生からいただいた文章を紹介します。
図書館は、昭和62年に南館校舎の3階から現在の体育館下に移ってきました。505平方メートルと広く、南館地階(体育館下と同じ階)には書庫もあります。館内は明るく、風通しが良く、居心地が良いと定評があります。校門近くに位置しているため登下校時に利用することも可能です。平成28年から図書館南側の広場にはパラソルのあるガーデンテーブルセットを置いており、生徒の憩いの場になっています。
図書館がどのように利用されているのか、これまでに寄せられたメッセージのなかから幾つかを紹介します。
・音楽科45回生 Y・Kさんより(2013年)
書架のあいだを、本を求めて彷徨うとき、強烈に自己の存在をアピールする本に巡り逢うことがあります。本のタイトルや装丁が己の存在を私に主張してくる。「手にとってみて」と。その言葉に誘われるがまま、表紙を開く。触れたときの質感や重み、字体や挿し絵、紙の香り。五感に訴えかけてくるすべてが、その本の品格を形作っている。そして内容も私を裏切らなかったときに初めて、手に取った本を"読んだ"という気持ちになる。そう思うことができる場所が、図書館です。
・普通科87回生 N・Tさんより(2015年)
講習のある日以外はほとんど毎日、図書館へ行きました。非常に静かで、読書だけでなく勉強もしやすく、すぐ近くに辞典などがあり、許可を得ればパソコンも使えるため、宿題+調べものがはかどります。
・普通科92回生 M・Oさんより(2020年)
私にとって図書館は、教室とは違った居心地の良さがある癒しのスポットであると同時に、私自身の成長の場でもありました。(中略)この3年間を振り返ってみて、図書館のこのゆっくりとした空気の流れのなかで、溢れんばかりの思い出を作ってきたことに感慨深くなりました。この図書館での思い出は、まさに私の青春そのものだったと思います。
参考『神戸山手学園七十五年史』『卒業生便り「図書館とわたし」』
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