校長ブログ

明日につながる指導-教育実習オリエンテーション

2021.04.29 カリキュラム・マネジメント
4月29

 28日は「教育実習オリエンテーション」でした。

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 実習生諸君をお迎えし、お伝えしていることと言えば「明日につながる指導」です。学校では日々、いろいろな事が起こりますが、よく「上手に褒めて、上手に叱れ!」と言われます。嬉しかったこと、悲しかったこと等々、実に様々な事があるからこそ学校は面白いのです。そして、その中で生徒も教師も「感動」を味わい、成長していきます。「生徒は教師によって育てられ、教師も生徒によって育てられる」ということではないでしょうか。 

 学校では教科指導、ホームルーム指導、クラブ指導、生徒指導等、いろいろな場面で生徒を指導させていただく機会があります。その際、心掛けておきたいのは、指導する目的をはっきりして、生徒の心情を理解した上でわかりやすく伝えること。そして、指導の先にあるもの、つまり、その生徒の未来に目を向けて、夢や希望を引き出すようなアプローチを心掛けてほしいものです。問題が発生したときは「一緒に考え、一緒に成長するチャンスをいただいてありがとう!」、保護者から相談を受けたときは「信頼していただいてありがとうございます!」などとプラス思考で取り組むことが大切です。

 教師は、生徒が成長する"きっかけづくり"のお手伝いをするのが最大の役割。よく「先生と呼ばれる理由を考えよ!」と言います。先生と呼ばれるのは、「学校の教職員になった」ということ。つまり、生徒の知・徳・体のバランスのとれた人格形成に寄与する素晴らしい仕事を選んだということです。生徒や保護者は、たとえ不十分だと思っても、真剣に向き合ってくれる教師の真摯な姿勢に敬意を込めて「先生」と呼ぶのです。失敗を恐れず、生徒のためにできることを精一杯やってください。困ったときは、"報連相"(報告-連絡-相談)を徹底することが"チーム学校"の証であり、解決の早道であることを忘れないでください。