法人合併記念「リレー講演会」

法人合併記念「リレー講演会(第3回)」開催のお知らせ

神戸山手女子中学校高等学校
校長 平井 敬員

2学期が始まり、秋の学校行事に向けて、生徒たちは忙しい毎日を送っています。保護者の皆様方には日ごろから本校の教育活動に対し、ご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。

既にお知らせしておりますように、今年4月、学校法人「神戸山手学園」と「濱名学院」との合併によりまして、新法人「濱名山手学院」が誕生いたしました。新法人はこれを機に、両法人の「建学の精神」を尊重・継承しつつも、それらを包含すべく新たな「教育ミッション」("3つのC":Communication、Consideration、Commitment)を定め、これらに基づき、「他者を尊重しつつ、主体的・能動的に自らの人生を切り拓くことができる人間を世界に送り出すこと」を教育目標として掲げました。

そこで、本校では「山手ルネサンス」によって、「未来型女性リーダー」の育成を目指す教育に努めるとともに、両法人の合併と新法人設立を記念し、社会の様々な分野で活躍されている「女性リーダー」の方々を本校にお招きし、直接ご講話をいただくこととしました。そのことによって、生徒・保護者の皆さんに、職業人女性の持つ多様な可能性について知っていただき、今後の進路設計の参考にしていただきたいと考えています。

さらに、生徒の皆さんには、大学でどのような学問を学ぶことが、どのような職業に繋がるのか、家庭生活と職業をどう両立させるのかなど、"生きたモデル"である講師の方々に、直接お話をお聞きする機会を用意することとしました。

第1回「リレー講演会」では、オリンピック、アーティスティックスイミング作曲家 大沢みずほ氏と、読売新聞編集委員 沢田泰子氏に、社会で活躍されている裏には、どのような試練や体験をされたかを伺い、質疑応答もさせていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。 

第2回では、リケ女の始まりとおっしゃる通り研究開発されてきた(株)コーセー取締役・中外製薬監査役 前田裕子氏と、国際的な会議でもご活躍の関西国際大学、保健医療学部長 遠藤 俊子氏にどのようにして現在の職業をこなしていらっしゃるか、また家庭との仕事の両立について詳しくお話ししていただきました。

この講演会は、本校生、保護者の皆さんを対象としたものですが、小学生、中学生のお嬢様をお持ちの保護者の方にも、オンライン会議システムZOOMを利用して、参加していただけます。お申込みいただいたメールアドレスに、ZOOMで使用するアドレス、ID、パスワードを、前日までにメールでお知らせします。講演時間前になりましたら、それを使用してご入室ください。参加される方は、あらかじめアプリ『ZOOM Cloud Meetings』をインストールしておいてください。詳細は、返信メールの添付ファイル「遠隔ミーティング講演会準備マニュアル ゲスト用」をご参照ください。

講演会詳細

日時

10月10日(土)13:30より(~15:30予定)

場所

本校講堂

内容

1 講演(1) 演題「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする〜人工流れ星への挑戦〜」
株式会社ALE代表取締役社長 岡島 礼奈氏
2 講 演(2) 演題「伝統的ジェンダー役割を越えるには-家庭、仕事、学びの視点から」
同志社大学教授 山田 礼子氏
3 パネルディスカッション テーマ「私を生きる-家庭、仕事、学び-」
パネラー 学院長・理事長 濱名 篤
株式会社ALE代表取締役社長 岡島 礼奈氏
同志社大学教授 山田 礼子氏

講演者プロフィール

岡島 礼奈氏
1979年生まれ、鳥取県出身。東京大学理学部天文学科卒業後、同大学院理学系研究科天文学専攻にて博士号(理学)を取得。在学中に、サイエンスとエンターテインメントの会社を代表取締役として設立。大学院卒業後、ゴールドマン・サックス証券へ入社。2009年、新興国ビジネスコンサルティング会社を設立。並行して2009年から人工流れ星の研究をスタートさせ、2011年9月に株式会社ALEを設立。現在、代表取締役社長/ CEO。
山田 礼子氏
同志社大学文学部社会学科卒業、1993年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教育学大学院にて博士号取得。大学教育学会会長、日本高等教育学会事務局長。2009年、大学教育学会特別賞受賞。著書、論文多数。主として、教育学、教育社会学、高等教育政策の国際比較、文理融合、生涯学習などの分野で活躍。
同志社大学社会学部教授(前社会学部長)。